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　おらほの取組紹介します[塩野義製薬株式会社　金ケ崎工場]

　県内企業・団体の地球温暖化防止の取組を紹介します。

　第65回は、金ケ崎町の「塩野義製薬株式会社　金ケ崎工場」です。

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　私たちは環境保全も製品品質の一部と考えています。高い品質の製品を作り、社会に貢献することはもちろんですが、それと同じぐらいに環境への負荷を減らすことも社会的責任と考え、社員一丸となって省エネ・CO２削減に取り組んでいます。

　金ケ崎工場は、医薬品の原薬から製剤・包装まで一貫製造を行っている弊社の主力工場です。抗生剤を主に製造しており、原薬工程では特殊な反応で冷熱源を多量に使用します。一方、製剤工程では多くのクリーンルームを有しており、清浄環境を維持するために大量の電力を使用します。そのため、ISO14001の活動を通じて以下の環境目標を定めて取り組んでいます。

　・CO２排出量を2005年度基準で2020年度までに33％削減する。

　・エネルギー原単位を年平均１％低減する。

　・高効率設備の導入を推進する。

　

　各製造現場では環境目標の下、圧縮空気漏れ箇所の調査・修理などの小さな改善の積み重ねでCO２排出量を2,400トン/年削減しました。また、ボイラ改造、ガスコジェネレーション設備の新規導入で重油から液化天然ガスへ燃料転換し、CO２排出量を11,000トン削減しました。杉木のCO２吸収量に換算すると約100万本、杉林1,150haに相当し、東京ドーム245個分になります。

　私たちは省エネだけではなく、廃棄物の削減にも取り組んでいます。長年、廃棄物の再資源化に取り組み、廃棄物の再資源化率は90％を超えました。この取り組みにより、環境大臣賞を受賞しています。これからも、地球環境保全を重視して、省エネ・CO２排出量、廃棄物の削減に取り組んでいきます。

塩野義製薬株式会社金ケ崎工場 工場管理　川村修