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「岩手県環境保健研究センター」では、県民のみなさんの健康といわての環境を守るため、健康・環境に関する科学的・技術的拠点として、次のような業務に取り組んでいます。
①県民のみなさんの健康や環境に被害のおそれがある場合の対応
②健康と環境を守るための試験検査・監視測定
③行政の課題に対応した調査研究
④技術支援・情報発信・研修指導
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1. 広報誌「環保研聞録~I-RIEP Journal~」創刊!!
「岩手県環境保健研究センター」って、どんなところ?何をしているの?におこたえするため、広報誌を創刊しました。メルマガではお伝えできなかった「環保研(かんぽけん)センター」の業務や活動の内容、健康情報などをビジュアルにお知らせしていきますので、どうぞお楽しみに!
ホームページでご覧になれます。
↓
2. 衛生科学部トピックス
~第51回全国衛生化学技術協議会年会レポート~
平成26年11月20日・21日に、第51回全国衛生化学技術協議会年会が大分県別府市にて開催されました。全国の衛生研究所の分析技術力向上と情報交換等を目的に各地から集まった衛生研究所職員により研究成果が発表され、活発な意見交換が行われました。
当センターからは、以下の3題の発表を行いました。
(1) 「岩手県環境保健研究センターの食品検査分析法の妥当性評価結果について」
「食品中に残留する農薬等に関する試験法の妥当性評価ガイドライン」が通知され、岩手県でも残留農薬、動物用医薬品及び添加物の試験法に係る妥当性評価を実施した。その結果、農薬151項目、動物用医薬品41項目、添加物19項目の適合を検証し、食品検査の信頼性確保をさらに充実させることができた。
(2) 「下痢性貝毒の固相抽出-LC-MS/MSによる一斉分析法の検討」
下痢性貝毒試験法は、マウス試験法から機器分析法への移行が進められているが、岩手県でも試験法の速やかな実施に向けて、Oasis HLBの精製効果の検討、リン脂質除去の検討等行った結果、機器分析法の実施が可能であることがわかった。今後、脱脂方法の検討等行い、機器に対する負担の少ない分析法の開発に着手する予定である。
(3) 「食品中の放射性物質測定に関する研究」
シンチレーション式放射能測定器で測定した値とゲルマニウム半導体検出器で測定した値の相違について、比重の重い土壌を試料として検討を行った結果、前者の方が高い値を示す傾向があった。ある程度の比重をもった食品に関してはシンチレーション式放射能測定器を用いても十分に安全基準をクリアーできるかどうかの判定が可能であることがわかった。
3. 『クイズなんでも4択』(これであなたも環保研センター通(ツウ)?)
Q. 当センターでは、これまで国からの委託を受けて、多くの未規制化学物質の分析法を開発してきました。
平成14年度からは海外と有機フッ素化合物に関する共同研究を行ってきており、先日、その国の中心的役割を担っている先生が研究打合せのため来県されました。
さて、その国とは次のうちどれでしょうか?
① タイ
② 韓国
③ 中国
④ アメリカ
※ 平成13年度に開発した有機フッ素化合物(PFOS PFOA)の分析法は、POPs条約
(ストックホルム条約)において当該物質が規制された際の分析法の根幹になっています。
(ストックホルム条約)において当該物質が規制された際の分析法の根幹になっています。
4. あとがき
少しずつ春が近づいてきていることを感じる今日この頃ですが、まだまだ、インフルエンザや溶連菌、ノロウイルスなどの感染症や食中毒には油断できません。また、もうすぐ花粉症の季節もやってきます。
このたび創刊した広報誌「環保研聞録~I-RIEP Journal~」では、「健康コラム」のコーナーで、皆さんの健康に役立つ情報も掲載していきますので、是非ご覧ください。
※『クイズなんでも4択』の答え
答え ③ 中国
中国医科大学の丁梅教授が来県されました。当センターでは、有機フッ素化合物について、中国のほかにも、韓国やタイ国と情報共有を図りながら、共同研究及び技術支援を行っています。
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発行・お問合せ先 環境保健研究センター企画情報部
〒020-0857 盛岡市北飯岡一丁目11-16
TEL 019-656-5666
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