●推進員派遣報告
実施日
2012年7月20日
研修会
環境教育講座「環境を考える会」
テーマ
放射能汚染による影響とその対応(現代の抱えている環境問題(放射能汚染を含む)と今後増えると思われる環境問題・盛岡地域での環境問題(〃)と私たちが対応してできること・行政としての環境問題(〃)に対する今後の取り組み方)
推進員
粒針 文子
主催者
盛岡市中央公民館太田分館
対象
太田地区きれいなまち推進委員、一般参会者
地域
盛岡市
内容
福島原発事故後の人体に影響のある放射線の基礎知識と健康を守るための考え方について … *放射能、放射性物質と放射線の違いについて *外部被ばくと内部被ばくについて *内部被ばくの主な原因となりうる食物の摂取について *健康を守るための考え方 *放射能を知るための推薦図書について 資料;①県より7月に発行された放射線に関する一般向けリーフレット(県庁で受け取り) ②文科省より昨年発行された学校教育向けの放射線に関する冊子
推進員より
農家の方が多い地域でもあり、大変切実な問題として放射線の基礎知識はだいたいご存じのようでした。検査数値というのは、あくまでも現在ある技術や機材でのレベルでの結果に過ぎず、実際に今後どのような人体への影響があるのか、原発事故が原因と特定できるのかどうか、非常に複雑な問題であることもお伝えしなくてはと思いました。
主催者より
資料として、太田分館からは文科省提供の「放射線のいろいろ」(小中高生用)を、講師からは岩手県環境保全課が提供した「放射能・放射線について理解を深めよう」を使用した。放射能・放射線について概要をお話しされ、今回の福島原発事故とかつての広島・長崎原爆、原爆実験等の数値比較は機器の精度や条件が異なるため比較できないこと、健康に関する本格的な放射能・放射線についてはチェルノブイリ事故からであり、最近になってからの研究であることを知った。「生物濃縮」の頂点は人間である。飲食→運動→睡眠→排泄で取り込まれたものを体外に出す生活を大切にすること。出席した母親たちから多くの質問が出され、不安を募らせていることが窺われた。

***情報板***

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