推進員派遣報告
実施日
2022年4月27日
研修会
奥州市環境学習事業(SDGsに関する学習会)
テーマ
SDGs
推進員
花澤 淳
主催者
奥州市生活環境課
対象
協和学院水沢第一高等学校 2学年120名、教諭3名程度 合計123名
地域
奥州市
内容
THE SDGs アクションカードゲームクロス体験のサポートとしてゲームの仕 方を説明するととともに、グループ毎にゲームを実施した。 ゲーム説明においては、今回は既に学校側で当カードゲームを実施済み(先 生が解説)とのことで、「確認のために再度ゲームのチュートリアルを説明し て欲しい」との依頼であったため、ゲームの進め方については簡単に説明し、 カード使用時の考え方を中心に解説した。 一方、ゲームは 6 人で 1 グループとし、全 20 グループを他の推進員1名と主 催者側2名の計 4 名でサポートしてゲーム中にアドバイスを行い、ゲーム後 には全 20 グループからアクションを発表してもらった。
推進員より
・これまでの経験から、カードの使い方の幅が固定されがちであることを踏まえ、考え方を拡げてもらうために説明内容をより詳細にしたが、結果的にあまり伝わっていないようであった。 ・先生の解説でゲームは経験済みとのことだったため、ゲームの進め方の説明自体は簡潔にしたが、こちらが想定していたものと異なるカードの使い方をしているグループが散見され、やはり最初から丁寧に説明すべきであったと思った。 ・グループで最終的にまとまったアクションは、特定の個人の課題解決を想定したものが多く、社会課題の解決という基本的なゲームの目標を失念しているものが多いように感じられた。これについては発表の仕方をある程度誘導することで改善できると思われる。 ・高校生という、まだ社会課題を自分事として捉えることに慣れていない年齢及び状況で、予め用意されたトレードオフカードやリソースカードで進めていくのはやはりゲームの有効性が乏しいと感じた。地域及び年齢に沿ったカードを作成すればもう少しゲームの実効性が高まるかと感じた。
主催者より
SDGsカードゲームⅩの体験方法について、花澤氏が説明。問題解決には、様々なアイディアが必要であるため、相手の意見を絶対に否定しないことが大切であると話した。自分の持っているリソース(資源)と仲間のリソース(資源) を繋げて物語を作るようにとアドバイスしていた。講義では、ヒノキのかんなくずを例に、まずは自分の身の回りにあることや物を題材にして取り組める内容を考えてみよう、地域で繋がりを探してみようという声掛けがあった。実際に生徒が自分たちで気付いたことでプロジェクト(研究課題)に取り組んでもらえたら良いなと感じた。 カードゲームを通して意見交換の方法を学んだが、講師より、課題に対して自分が実際にその立場になった視点で取り組むようアドバイスがあり学生ならではの夢のある意見が交わされていた。

***情報板***

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